「開放感のある広いリビング」を最優先として、家づくりを進めていったというＹ様。そのため、1階はほぼLDKとして、浴室などの水まわりは全て2階に配置する間取りを採用しました。玄関とLDKは区分けせず、一体の空間としています。リビングの大きな窓とフラットにつながるタイルデッキや、玄関横に配置した階段はアイアンの手すりのおかげで圧迫感がなく、リビングがより一層広々とした印象に。階段上部の大きな窓から柔らかな自然光が入り、空間全体を明るく照らしています。

インテリアはグレーやベージュなどの穏やかなカラーリングでまとめた「ヒュッゲ」をイメージ。デンマーク語で「家族とくつろぐ時間や、居心地のいい空間」を指す言葉です。LDKは、北と南にそれぞれ設けた大きな窓のおかげで明るさと通風を確保でき、心地よい空間を作り上げることができました。

玄関を入ってすぐ目に入るキッチン壁面のヘリンボーンタイルは、奥様のオリジナルアイデア。造作の飾り棚や、デンマーク製のペンダントライトとの相性もよく、北欧インテリアの住まいが完成しました。